〜♪




の携帯にメールが届いた。









La Traviata  05








ツナが学校から帰宅すると、自宅前はいかつい外国人たちで埋め尽くされていた。








何なんだよ、リボーン!!
「おぉ、待ってたぞツナ」
!?
「キャバッローネファミリー10代目ボス ディーノだ」
はぁぁあああ!?








ディーノがツナの家にやってきていた。









「ディーノはお前の兄弟子だぞ」
「は?」
「オレはここにくるまでディーオをマフィアのボスにすべく教育してたんだ」
まじでーっ!?







ディーノは腕を組みながらリボーンの懐かしい話をしていた。








「ところで、は見つかったのか?」
う”…なんでそれを…」
?…って誰…?」
「いや、それが…今回は随分手こずってて…まさかリボーン!居場所知ってんのか!?」
「まぁな」
「教えてくれよ!」
「オレが言うと、オレが怒られるからな」
「ちっ…」
「あの、って…?」








そんなツナをディーノとリボーンが見つめた。








「ツナ、を見たことなかったか?」
「なんだよ、リボーン!誰だよ、それ!」
は9代目の娘で世界一のスパイだ」
「へ、へぇ…(世界一ってどっかで…聞いたような…)」
「そしてディーノの女だ」
…はぁ!?
「いや、しかしだな…」
「ただいま喧嘩中」
「お、おい…リボーン…やめてくれよ」









ダダダダッ






バンッ








急に階段を駆け上がる音が聞こえたと思うと、次の瞬間にはドアが勢いよく開いていた。
ドアの横に立っていたロマーリオの腹にドアノブが当たったのか「うっ…」という声が漏れた。
ドアの方を見たディーノの顔からは血の気が引いていた。








…」
「へ?こ、この人が……さん?







は無言でディーノのほうに歩んでいくと、バチーンと平手打ちを食らわせた。
「えぇぇっ!?」とツナは驚きながらも後ずさりをしていた。









ばか!
「す、すまん…!」
「何こんなとこでゆっくりしてんのよ!」
「ボンゴレ10代目に挨拶しとこうと…ってか、自分から出てきてくれたんだな!」
「…あ…」

「あのディーノさん…この方は…」
「あぁ、ツナ。はじめまして。私、よ」








はあたかも初めて会う素振りでツナの前に手を差し出した。
ツナは恐る恐る手を差し出した。
そんなツナを見て、は少し笑うと、ツナの手を握った。








「あ、あの…さんは…9代目の…」
「そうそう。娘!」
「ひぇええぇ…(マフィアボスの娘って…///)」
「ツナ、今、内心に惹かれただろ」
リボーン!!
「ツナ、は俺のだぞ」
あんたが言う資格ないわよ、ばか
すんませ…







ドカッとツナのベッドに腰掛けたはツナを見つめた。







「最近、がお世話になってるようだけど…」
「あ、くん…」
「あいつ、結構キツい性格だけど、仲良くしてやってね」
「は、はぁ…」
って?」
「あんたには関係ない」
う”…








ツナには笑顔、ディーノには真顔で返答するを見て、
「この人、怒らせたら絶対怖いな…」と思うのだった。








「じゃ、私帰るわ!」
「は、はい…」
「じゃあね、ツナ!」
「お、おい!!」
「私、まだ許してないから」
「…おい、!!








ディーノの事を終始無視する
彼女が去ったあと、部屋内は静けさが訪れた。








「ま、可愛い奴なんだよ」
「…なんで、怒らせたんですか…」
「そ、それは…「浮気だ」」
へ!?
違うって!また約束破っちまったんだよ」
「また?約束?」
「2時間待ちぼうけ食らわした上に、その日行けなくてさ。それが3回目だったんだ」
「あー」
「ツナも気をつけろよ。女ってのは、いつ爆発するか分かんねぇ」
「は、はぁ…」









ツナの家をでたは携帯の画面をもう一度見た。
そこにはキャバッローネボスが日本の並盛にいるという情報だった。
が推測が、ボンゴレ10代目に会いに来たのだろうということだったが、それが図星。

は、自分より先にツナに会いに来た彼がまだ許せなかったのだ。









…本気で探しに来なさいよ、ばかディーノ…





















2013/10/24